ビットコイン等の仮想通貨(暗号通貨)の国内取引所を比較+オススメの取引所まとめ
この記事の目的
この記事を見ている人は、最近の暗号通貨*1バブルを見て、「自分もこの波に乗って稼ぎたいけど、取引所はどこが良いの?」という意図で読みに来られたのだと思います。
ですので、そういう層をターゲットにして書きます。
あと、取引所のアフィリエイト単価(要はブログ記事を読んだ人が取引所の口座を開設した時に、ブログ執筆者に払われる報酬)が比較的高いので、「これはちょっと…」というブログ記事も散見されるのが現状です。
それらも踏まえて色々書きたいと思います。
この記事は下記を目的としています。
- 暗号通貨に投資する人が増えると、暗号通貨を保有している私が間接的に儲かるので、市場参加者を増やしたい
- アフィリエイト報酬目的のお小遣い稼ぎ
- 「アフィリエイト報酬目当てなのは分かるけど、流石にお前それはアカンやろ…」というブログを見つけて、なんかやる気でたので承認欲求その他もろもろを満たすため
なので、この記事を読んで「参考になった、その上で口座開設してみよう」という気になった方は、募金する感覚でこの記事のバナーから開設してみて下さい。
前置きが長くなりましたが、2017年5月現在で主要な国内取引所について比較していきます。
なお、詳細な口座開設手順とかは、先駆者の方や前述した「アフィ報酬目的丸出しのあかんサイト」に手取り足取り書いてあるので、本記事では省略します。
bitFlyer
概要
TVCMも始まり、一番知名度が高い取引所でしょう。
ビットコインのFX(レバレッジ最大15倍)や先物取引なども積極的に取り扱いを始めていた取引所の一つです。
国内でのBitcoin取引高も最近まで常勝一位でしたので、最初に口座開設するビットコイン取引所として一番オススメです。
ただ、最近では後述のZaifやCoincheckに押され気味です。
ビットコイン国内取引所出来高続き。一時は国内の過半数を占めたbitFlyerも直近4月は2割ほど。法改正で新しい取引所参入の話もあるし、FX界隈同様、取引所間で切磋琢磨して、より利用者に有利な環境になって欲しい pic.twitter.com/2jV7JU5hwW
— 単眼愛 (@mono_i_love) 2017年5月11日
メリット
1) SBIグループ出資のため取引所リスクが低め
株式会社bitFlyerへの出資に関する覚書締結のお知らせ(SBIホールディングス)|ニュースリリース|SBIホールディングス
上述の引用記事の通り、SBIなどが出資しているということで、資本金は41億でダントツ、信頼性は比較的高めです。
最近ではSBIが独自の仮想通貨取引所(SBIバーチャル・カレンシーズ)の開設を発表したため、そちらとの住み分けが注目されています。
2)ビットコインを使ったショップ
上図のように、ビットコインを使ってお買い物が可能です。
執筆時点でビットコインの価格は右肩上がりなので「ビットコインを円にしたくないけど、お買い物に使いたい」という方にはオススメです。
Vプリカ(ネット専用Visaプリペイドカード)やnanacoギフト、Amazonギフトなどの汎用性・換金性が非常に高い商品が多いのも特徴です。
3)BTC/ETHを取り扱っている
暗号通貨の1つであるイーサリアム(Ethereum、ETH)をビットコインを使って購入できます。
販売所(※後述)なら円でもイーサリアムを購入できます。
イーサリアムって何?という方も多いと思いますが、詳細を省いて大雑把に言うと、ビットコインに更に付加機能を持たせたような通貨です。
現在の暗号通貨の基軸通貨がビットコインであることは異論の余地がありません。
しかし、「そのビットコイン(BTC)に変わって基軸通貨になるとしたらイーサリアム(ETH)であろう」という人は多く、実際に最近まで時価総額はビットコインに次ぐ2番手でした。(現在はRippleに抜かれて3番目)
暗号通貨の時価総額。遂にBitcoin過半数割れ。#Ripple (XRP)が4分の1(本社保有分除く)。ETHがじわじわ伸ばしていた所をフルスロットルで追い上げ、この界隈長い人ほど異常さを感じて警戒していると思う pic.twitter.com/BBm8NjK3Ho
— 単眼愛 (@mono_i_love) 2017年5月17日
2017年5月現在では、国内の急激なビットコインの需要・取引増加に伴い、ビットコインの送金の遅延・手数料の肥大化が顕著な問題になっており、ビットコイン以外の暗号通貨に注目が集まっています。
イーサリアムもその例に漏れず、わずか1ヶ月ほどで約3倍に値上がりしています。(執筆時点で約1ETH≒15,000円)
デメリット
1)売買手数料がやや高め
ビットコインの現物の取引に売買手数料がかかります。
変動制で0.01%〜0.15%で、口座開設当初は最大の0.15%がかかります。
相場としては妥当な価格設定ですし、将来的にもこの辺りの手数料で業界全体が落ち着くと思いますが、他の取引所では現状0%の所もあるのでデメリットとしておきます。
2)販売所(Exchange)と取引所(Trade)がわかりづらい
初見の人にわかりづらい仕様で悪意すら感じる。
そもそも取引所と販売所って何が違うの?という感じだと思います。
サラッと書くと
・販売所:bitFlyerからビットコインを買う・売る形式。価格は「買うときは高め」、「売るときは安め」で、基本ここでビットコインを売買すると損をする。ただし、絶対その価格で買える(売れる)。空港の両替所みたいな所
・取引所:bitFlyerを使っている人同士でビットコインを売り買い出来る。株の売買をイメージすると分かりやすい。
言葉で書くと分かりにくいので、同じ時間帯の価格を比較してみましょう。
■販売所
■取引所
御覧頂いて分かる通り、およそ1BTC辺り5000円〜8000円ほど価格に差があります。
確かに株などを取引したことがない人に、売買の板を使ってビットコインを取引するのは敷居が高いです。
だからお手軽に売買できる販売所を用意するのもわかります。価格を保証するために手数料を取る必要があるのもわかります。
でも、…ねぇ?
3)BTCやETHの送付が遅め
他の取引所に比べると、「比較的」といった所。
優先度(送付手数料)を任意で設定出来るので、ある程度は融通が効く。
ETHは多分人力で承認している雰囲気があるので、夜間や休日の送付が遅い印象。
4)bitFlyer FXとbitFlyer Futures(先物)が魔界
詳しくは書きませんが、控えめに言って魑魅魍魎が跋扈する魔界です。
この記事を読んでいるあなたが、株式等の取引に精通していて「相場操縦どんと来いや!」という強者ならワンチャン有るんじゃないでしょうか。
昨晩2017年5月4日23時頃にあった、bitFlyerのLightning Futuresで1BTC=100万円で約定した件です。(大体17万円位)持ってた0.9BTCのショートが正にそれで約定されてロスカット喰らったので、具体的にどんな状態だったのか、記録用に晒してみます pic.twitter.com/ivjXzZSemG
— 単眼愛 (@mono_i_love) 2017年5月5日
まぁ、相場全体からみて異常な値がつけば、ロールバックして無かったことにするのは前例から確定的に明らかなので、みんな悪いことしないように。
5)アフィリエイト審査がやや厳格、単価も並
2017年5月時点でおよそ2,500円です。
つまり、あなたがこのブログ記事経由でbitFlyerにアクセスし、口座を開設・一定の条件を満たした場合、私に2,500円が払われることになります。
同様に、あなたがブログ記事を書いて読者が登録してくれれば2,500円得ることが出来ます。
但し、アフィリエイトを掲載の事前審査があるため、他の取引所と比べて若干ハードルがあります。
これをデメリットと言うかは判断が別れる所ですが、この記事を読んだ人がアフィリエイト報酬を目的としていた場合を考慮してデメリットとしました。
勿論、「アフィリエイト目的のクソみたいな記事が増えにくい」と考えればメリットです。
この記事もクソ記事にならないよう頑張ります。
追記)日本仮想通貨交換業協会(JVCEA )の自主規制の意向(具体的には「勧誘及び広告等に関する規則」あたり )を受けて、「bitFlyer アフィリエイトプログラム」は2018年11月30 日(金)をもって提供を終了したようです。
bitFlyer総評
取引所に求められている機能が充実しているので、まずビットコインを売買してみたいというなら、最初の取引所としてオススメできます。
他の取引所同様に色々ワナはありますが、比較的ダメージが少ないワナなので、そういう点も含めてビギナー向きです。
Coincheck
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2018/1/27追記:
2018年1月27日、CoincheckからXEMが盗難される事象が発生しました。
・マルチシグ使っていない
・コールドウォレットに保管していない
「コールドウォレットで管理してなかった」はアカン…
— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) January 26, 2018
このページはBTCはコールドウォレットに入れているけど他のアルトコインはホットウォレットだったという事かな…https://t.co/qNtmlZ9WpL pic.twitter.com/61QEZVMRfl
ちょっと今の段階でここのアフィリエイトのリンクを貼っているのは、あまりに無責任過ぎる気がするので、バナーは消します。
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概要
良くも悪くも最近、仮想通貨・暗号通貨界隈を騒がしている取引所。
私も散々ネタにさせてもらいました。
Coincheckなんぞ。100万円で500BTCの売り玉入った。5億相当だから、ガチホールドの人が売り注文だけ入れたのか。微妙に注文量が減っているんだけど、まさか約定してないよな… pic.twitter.com/w1vBFhUU0i
— 単眼愛 (@mono_i_love) 2017年5月9日
Coincheckの事件後の暗号通貨界隈の様子です pic.twitter.com/Nz069tIza0
— 単眼愛 (@mono_i_love) 2017年5月9日
最近は、
2017年5月19日現在、弊社の口座を悪用した犯罪捜査協力の一環として、当局からの要請により住信SBIネット銀行口座が利用制限されております。
【振込先の利用制限の解除のお知らせ】
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) May 22, 2017
振込先に関し、ご迷惑をお掛けしております。本日9時頃より、利用制限が解除となりましたのでお知らせ致します。この度は大変ご迷惑をお掛け致しまして、申し訳ございません。何卒、宜しくお願い申し上げます。https://t.co/7NLzqwyvvy
などがホットな話題になっています。
ビットコイン取引高は現在順調に伸ばしており、国内一位だったbitFlyerと抜きつ抜かれつ。
流動性もあって使いやすいのですが、資本金の少なさ(1億円未満)や人手不足などから、最近の暗号通貨バブルで濡れ手に粟だけどボロが色々出てしまっているのが現状です。
最大の特徴はアルトコイン(ビットコイン以外の暗号通貨)を円でお手軽に買える所でしょう。が、お手軽に買える分、手数料は高めです。
メリット
1)様々なアルトコイン(ビットコイン以外の暗号通貨)を円でお手軽に買える
上述のようにここがCoincheckの一番の強みです。
(※オルトコインと表記される方もいますが、要は発音の問題です。)
最近の暗号通貨バブルに日が付いたのが2017年のゴールデンウィーク前、すなわち4月末頃ですが、上図を見てもらって分かる通り、ゴールデンウィーク後に慌てて口座を開設してアルトコインを買っても爆益になりました。
代表的な値上がりしたアルトコインを具体的に数字にすると下記のとおりです。
特にRippleやNEMは2017年4月始めの価格が2円だか3円だかそこらでしたから、株で言えばテンバガーを実質1ヶ月程で達成したことになります。
株と違ってストップ高やストップ安の概念がありませんから、言い方は悪いですがイナゴが集まれば集まるだけ価格がうなぎ登りです。
底値で大量に仕込んでいる人達は「もっと上がるやろ」と思って大きく売ってきません。
むしろホクホク顔で買い煽っています。余程の悪材料がなければ、手放さないでしょう。
(逆に言うと、「余程の悪材料」が出れば、容赦なく売り抜けようとするので、大暴落は必至です)
なお、私もどちらかと言うと「用心が必要だけど…」と言いつつTwitterで買い煽りをしている側です。
…が、Coincheckの場合、アルトコインの価格は割高です。その点は後述のデメリットで詳細に述べます。
2)ビットコインの売値が高め(裁定取引向き)
基本的にCoincheckのビットコイン価格は他の取引所に比べて割高です。
(理由は上述のアルトコインを取り扱っている点に有るようですが、あくまで私の憶測なので割愛します。)
これはビットコインを購入する際には勿論デメリットですが、逆に言えば、高くビットコインを売れるという事でもあります。
ビットコインを買ったは良いが、現金(円)が必要になったので換金したい時は重宝します。
また、他の取引所で安く購入したビットコインをCoincheckで高く売る(いわゆる「裁定取引」「アービトラージ」「サヤ取り」と呼ばれる手法)ことも可能です。
最近の相場だと、おおよそ1BTC辺り2〜3000円くらいなら容易に抜けるでしょう。
但し、取引所間でビットコインを送付している間に相場が急変する可能性も高いので、実践する場合は工夫が必要になります。(予め互いの取引所に円とBTCを置いておく、信用売りを行ってヘッジしておく、など)
ビットコイン現物の売買手数料が無料(期間限定)なのも追い風。
日頃のご愛顧に感謝して、取引所手数料が期間中・完全無料となります!
既にご利用いただいている方も、まだ利用されたことのない方も、
この機会に是非Coincheckをご利用ください!————————————–
今なら手数料無料!ビットコインはCoincheck
期間:2017年2月1日0時〜2017年7月31日
対象:全ユーザー
内容:Coincheck利用による取引で発生する取引所手数料が完全無料[maker: 0%, taker: 0%]となります
※maker手数料は通常マイナスとなっておりますが、キャンペーン期間中は0%となります。
※キャンペーン期間は予告なく変更となる場合がございます。ご了承下さい。
————————————–キャンペーンURL
https://coincheck.com/blog/2913
3)アフィリエイト単価が高い
最大のメリットはこれでしょう。
ぶっちゃけ他の取引所と比較して破格です。
アフィリエイトを行う際も特段の制限がないので、早晩Coincheckのアフィリエイト記事やツイートでFXのようにインターネット上で溢れかえるでしょう。(或いは既に)
記事の最初に書いた「アカン記事」もCoincheck推しが大体です。
「アルトコインが暴騰している!」
「まだまだ値上がる!」
「今直ぐ口座開設してアルトコインを買おう!」
という論調が基本です。
事実、アルトコインは前述の通り暴騰しています。
まだまだ値上がると予測している人が多いのも事実ですし、Coincheckで簡単にアルトコインを買えるのも事実です。
アフィリエイト狙いで口座を開設するのは充分ありでしょう。
ただし…先にチラッと書いたとおり、アルトコインの売買手数料は割高ですので、そこを強調するかしないかはアフィリエイターの良心に委ねられます。
4)スマホアプリの通知機能
Coincheckのアプリを使うと、ビットコインやその他のアルトコインが急騰・急落した場合に通知が来ます。
他の取引所のアプリに比べてアルトコインの種類が多いので、Ripple(XRP)やNEM(XEM)などの騰落も通知してくれます。割りとオススメです。
デメリット
1)資本金が少なく、取引所リスクが高め
株式会社bitFlyerが約41億、後述のZaif(テックビューロ株式会社)が約8億、Coincheck(コインチェック株式会社)は9200万円ほどです。
現状がどうかはわかりませんが、このブログ記事の中で紹介している取引所の中では最もベンチャーです。
他にも、会社として銀行の出金枠が足りなくなったせいで、ユーザーが出金できなくなったり、流動性が足りなくて一時的に売買が停止されたり、ある意味で暗号通貨の取引の醍醐味が味わえます。
セキュリティの甘さを指摘する記事もインターネット上に多いので、本記事の中で一番GOXする(≒Mt.GOX社のように破綻する)可能性が高い取引所だと個人的には確信しています。
現在一時的にデータベースへの負荷が高まり注文が通りづらい状況となっております。只今、原因の調査と対応を行っておりますので今暫くお待ち下さい。問題が解決しましたら追ってご報告させて頂きます。
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年5月21日
【売買につきまして】
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年5月17日
現在、流動性の低下により一部の通貨の売買を停止しております。何卒、ご了承くださいますよう宜しくお願い致します。
【日本円の高速出金廃止のお知らせ】
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年5月10日
5月11日午前11時(日本時間)にて「日本円の高速出金」を廃止と致します。詳細に関しましては、下記をご参照いただけましたら幸いでございます。
ご理解ご協力のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。https://t.co/hy6J55dg3K
2)アルトコインの手数料が割高
上述したとおり、多数のアルトコインをお手軽に円で売買出来るのがCoincheckの最大の強みですが、その手数料は高く設定されています。
正確には測定していませんが、およそ5%〜10%という所でしょう。
下記にアルトコインの1つRipple(XRP)の同時刻帯の価格を示します。
ご覧の通り、購入価格は1XRPあたり45円、売却価格は1XRPあたり40円となります。
間の価格が42.5円なので、上下に2.5円(≒5%)のスプレッド(売買手数料)がかかっていることになります。
ちなみに、「コインを買う」はbitFlyerの「販売所」に相当するので、当然ビットコインの価格も「買う時は高く」「売る時は安い」不親切設計。
簡単に買える、ということはつまりそれだけ簡単に買ってもらえるように努力している人がいて、且つ買ってもらうことで利益を出している人がいるわけです。
3)アルトコインを買えるけど一部のコインしか送金できない
割りと致命傷っぽいのですが、買えるけど他所に送金できないアルトコインが複数あります。
ビットコインを除いて11通貨が取り扱われているわけですが、
そのうち送金に使えるのは、6通貨だけです。
しかもFactomは選択肢にありながら、ずっとメンテ中なので実質5通貨です。
つまり、これらのコインについては実際に購入できているのかすら不明です。
Coincheck上で「買って」「売る」ことしか出来ないわけです。
おそらく「送金の仕組みの部分の開発が追いついていない」のが理由だとは思いますが、とてもではないですが「Coincheckでアルトコイン買おーぜ!」とは言いづらい状態です。
Coincheck総評
散々ネタにして叩きましたが、使いようによっては旨味が結構あるので、「初心者を食い物にした、中級者向きのベンチャー感ある取引所」という印象の有る取引所です。
また、いずれも新規登録停止になっているサービスですが、ビットコインの定期預入サービス(年5%)、ビットコインを借りた信用取引(現渡し可)などもあり、色々ベンチャーらしくて面白い取引所です。
アフィリエイターにとっても、かなり美味しい取引所なのは、あのイケ○ヤ尊師もアフィリエイト記事を書いている点から言うに及ばずです。
アルトコインの売買手数料で大分荒稼ぎしているので、今後も様々なサービスやセキュリティ強化などに務めてもらいたいと思っています。
個人的には「応援」している取引所の1つです。
Zaif
※↑アフィリンク先を近畿財務局の「テックビューロ株式会社に対する行政処分について」 のページに差し替えました。
概要
テックビューロ株式会社が運営する取引所。
安全・安心を喧伝しているだけにセキュリティがしっかりしており、上記2取引所のような「簡単売買(販売所)」と「取引」で値段の差が比較的少なく、良心的です(それでもビットコインで数千円開くことはある)。
取引高もbitFlyerやCoincheckと並び始め、国内の取引高の2〜3割を占めています。
メリット
1)ビットコイン積立ができる
Zaifで口座を開設する最大のメリットの1つはおそらくこれでしょう。
現状、もっとも堅実な暗号通貨の投資の1つだと思います。
「将来的には値上がりすると思うけど、今は値段が安定していなくてとても投資の対象には出来ない」という人向けです。
簡単に言うと「ドルコスト平均法で毎月コツコツ、ビットコインを買って積み立てようぜ!」というもので、最低1,000円/月から始められます。
ドルコスト平均法がわからない人はググって下さい。
投資するなら割りと必須知識ですので、一度きちんと調べてご自分の血肉にされることを推奨します。
Zaifの公式の説明内容も載っけておきます。
Zaifのコイン積立とは
「ビットコインに興味はあるし、買ってみたいけど、取引所でのやりとりはめんどう、売買のタイミングもわからない」
「暗号通貨に将来性を感じるので、金やプラチナのように積立したい」などの希望を叶えるのがZaifコイン積立です。Zaifコイン積立ではお客様の銀行口座から毎月固定額を自動引き落としさせて頂き、ご希望の金額を積み立てすることができます。
毎月27日に引き落とさせて頂き、翌月10日~翌々月9日まで、1日毎にご指定の暗号通貨を買付け、積み立てを行っていきます。
もちろん買付けは自動的に行われるため、買い付けのタイミングをはかったり取引所の注文を管理したりという手間はいっさいかかりません。
2)ビットコインの送金が早い
私の体感で恐縮ですが、外部の取引所へのBTCや送金が比較的早いです。
出金先を管理・制限出来る辺りもセキュリティに○です。
3)売買手数料がマイナス
現在の売買手数料の相場は、売買の板に注文を出す際に0.15〜0.25%あたりで、一部の取引所がキャンペーンで無料にしたりしていますが、Zaifは逆に手数料がマイナスです。
具体的には現在-0.01%に設定されています。
僅かではありますが、取引をすればするほど取引した人は儲かる仕組みです。
以下、公式のアナウンスの引用になります。
2016年6月1日より、BTC/JPY取引の手数料がmaker -0.01%, taker -0.01% に変更になりました。※XEMの取引を除きます
maker手数料: 板に注文を並べる際の手数料
taker手数料: 並んだ注文を消費する際の手数料
取引手数料マイナス分については、取引時には付与されず、取引の翌日にボーナスとして付与いたします。
詳細は「Zaifのボーナス制度」のセクションをご確認ください。
おそらく目的は、この仕組を上手く使える人を呼び込んで、それによって「取引高を多く見せたい」「流動性を高めたい」という所にあると思います。
実際、売買の板を見ていると、不自然なほどに繰り返し0.1BTCの注文が入ったりしていてます。
これをメリットと取るか、デメリットと取るかは難しい所です…
4)アルトコイン(NEM、Monacoin)が購入できる
Coincheckでも取り上げたメリットですが、こちらはNEM(XEM)やMonacoin(モナーコイン)が購入できます。
NEMは前述通り、最近の暗号通貨バブルでも成長著しいアルトコインの1つです。
Monacoinも現実に物やサービスとコインを交換できる数少ない暗号通貨の1つなので、どちらも怪しげな暗号通貨が多い中で比較的優良なコインです。
いずれも円・ビットコインどちらかで購入が可能です。
また、Counterpartyトークンなども扱っているので、やや玄人向きと言えます。
デメリット
1)市場が薄い
前述したとおり、見た目の出来高は結構あるのですが、実際に売買の板を観察していると、0.1BTC以下の小粒な取引が多く、市場が厚いとは言いづらいです。
少量であれば問題ないのですが、一定以上のBTCを取引をする際は躊躇します。
2)UIが複雑
ザックリ言うと画面が見辛くて使いにくいです。
騰落アラートとか、○○ボーナスとか色々出来て多機能ではあるのですが、いかにも増改築を繰り返して機能をガンガン付け足したシステムという感じで、お世辞にも使いやすいUI(ユーザーインターフェース)とは言いづらいです。
3)アフィリエイト単価
多分一番安いです。およそ1,650円。
コイン積立が成約すれば合計で2,850円なのでbitFlyerよりは一応高くなります。
Zaifの総評
総じて他の取引所と比べてデメリットも少なく、(比較的)良心的です。
セキュリティがしっかりしていて多機能でもありますが、逆にそれが使いづらさを招いている部分もあります。
個人的に一番のオススメ取引所ではありますが、ある程度暗号通貨に慣れた人でなければ持て余すので、最初の取引所としてはオススメし辛いのが正直な所です。
(追記)セキュリティが高い、というのは完全に誇大広告でした。
QUOINEX(コインエクスチェンジ)
概要
2014年11月にシンガポールで設立された取引所。
2016年3月に日本に拠点を移し、日本だけでなくアジア各国で暗号通貨の取引所を運営しています。同6月には総額1600万ドル(約17億円)の資金調達を行っており、比較的大きな取引所です。
その性質からか、他の取引所と違いが多く、どちらかと言うと法人向きの戦略を取っているのが特徴です。
2017年3月23日より『QUOINEX』(コインエクスチェンジ)と改称した模様。
QUOINE株式会社は、当社が提供する仮想通貨取引サービスの名称を2017年3月23日より『QUOINEX』(コインエクスチェンジ)と改称することとなりましたので、お知らせいたします。
ちなみに、ここだけアフィリエイトが無いので、安心してリンクを踏んで下さい。
メリット
1)ビットコイン・イーサリアムを取扱いつつ、対応する法定通貨(Fiat Money)が多い
対応している暗号通貨はbitFlyerと同様ですが、こちらは概要で上述した性質からか、多くの法定通貨に対応しています。
対応している法定通貨:JPY, USD, EUR, AUD, HKD, SGD, CNY, PHP, INR, IDR
主要3通貨+各種アジア圏通貨といった所です。
また、ビットコインの現物手数料も現在無料です。喧伝している内容を見ると、恒久的に無料が期待できそうです。
2)レバレッジ個人25倍、法人50倍
国内で有数のレバレッジです。
ただ、暗号通貨の現状、レバレッジ2倍でも高リスクなので、メリットとしてよいかは微妙です。
3)セキュリティ
セキュリティの高さを幾つか理由を上げて喧伝していますが、特筆すべきはコールドウォレットで管理している点でしょう。
とは言っても後は大体他の取引所と似たり寄ったりなので、取引所リスクがあるのは他の取引所と同じです。
4)ビットコインの価格が安いことが多い
前述のCoincheckではビットコイン価格が高い事をメリットに上げましたが、こちらは安いことが多く、ビットコインを購入する際に有利です。
原因はおそらく、日本円(JPY)以外でもビットコインを取り扱っていることに有るのだと思われます。
海外のビットコイン価格比較。高騰していた韓国に日本がついに追いつき、一時23万。欧米も追従。規制の影響で一番安い中国も19万円台へ。新規・アルト買うために調達する人・税金対策でBTCのまま保有する人等で需要は鰻登りっぽい pic.twitter.com/77GjT3DaeD
— 単眼愛 (@mono_i_love) 2017年5月19日
上記のツイートの通り、現在ビットコインの日本円価格は高騰気味で、それに対して他国(特に中国元、USドル、ユーロ)での価格は安めです。
QUOINEXでは、そちらの価格に釣られて日本円のビットコイン価格も安くなっているのでしょう。
当然、ビットコインの日本円価格が海外に比べて安くなれば、逆に他の取引所よりも高いレートになることが予測されます。
ちなみに、この記事を執筆している2017年5月22日時点で、QUOINEXとCoincheckのビットコイン日本円価格差は1万円に達しています。
金融機関がお休みで入金ができない時に、特に価格差が開きやすいようです。
5)ビットコイン貸出機能がある
Coincheckでも触れましたがビットコインを預けて(=他の人に貸して)金利を貰える機能があります。
ただ、現在は中止している様子。
公式の記事を引用します。
注)現在、最新のダッシュボードに別のサイトに実現する予定がありますので、この機能が最新のダッシュボードに付けられません。この状況より大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、QUOINEの開発者たちが精一杯努めてまいりますので、アップデートがございましたらすぐ皆様にお知らせいたします。
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流動性提供者として、信用取引者用の貸出に一部の残高(暗号通貨または現金)で利用し、日歩の利益を得ることができます。信用取引者が貸し出した資金は出勤のため利用できなく、システムの強固な予防対策のため、資金の損失を防ぐことを保証し、100%安全です。
手数料は金利日歩の50%です。
貸出を利用している取引が解消すると資金は口座に戻ります。また、新しい取引に再投資されるという選択もあります。信用取引者によって、解消するまで数時間から数日間、または数週間までかかります。もし貸出額を早めに口座に戻りたい場合は、support@quoine.comに問い合わせください。
再開されれば、 金利(1日あたり)は自由に設定してオファーができ、得られた利子の半額をQUOINEXに取られる形になります。(ボリすぎやろ…)
勿論、高すぎる金利を設定すれば誰も借りてくれないので、この辺りが金利を年5%で保証しようとしていたCoincheckと違う所です。
デメリット
1)法定通貨(JPYなど)で出金できるようにするのが面倒
出金先の銀行明細書が必要だったり、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)コードを入力したりする必要があるので、地味に面倒です。
おそらく取引所のメイン口座が海外にあるのだと思われます。
2)ビットコインの送金が遅い
先のコールドウォレットに由来するのですが、入金反映も遅いしBTCの送付は極めつけに遅いです。
QUOINEX側の公式アナウンスでも「最大2営業日くらいかかるけどヨロ!」と言う感じなので、今後も改善の余地は期待薄です。
法人向けのビジネスモデルを考慮しているとは言え、これは流石に…
Q: 出金にはどのくらい時間がかかりますか?
A: 出金依頼日も含めて法定通貨は最大3営業日、仮想通貨は最大2営業日のお時間をいただいております。
送金が早いのが暗号通貨の最大のメリットやろ!と突っ込みたい気持ちはありますが、取引所から暫く動かす予定がない人にはまぁ、向いているんじゃないでしょうか。
安く買えるし。
裁定取引に使う場合は美味しいですが、なかなかハードルが高い取引所です。
2017/05/28 追記:
QUOINEXではユーザーの皆様により快適に仮想通貨取引をご利用頂くべく、クイック入金が可能となっております。
株式会社イーコンテクストと提携し、コンビニ決済、Pay-easy(ペイジー)決済、ネットバンク決済を導入しております。本クイック入金により、24時間365日いつでもQUOINEXへご入金頂けますので、相場変動に合わせてタイムリーにお取引いただくことも可能になります。是非クイック入金をご活用いただけますと幸いです。
ちなみに、クイック入金での振込み後、アカウントへ反映されるまで2~3時間ほどかかるとのこと。
私の場合、自分の住信SBIネット銀行口座からQUOINEXの住信SBIネット銀行口座に銀行振込で入金していますが(同じ銀行の口座同士なので銀行振込手数料は無料)、平日日中帯なら数十分~長くて2,3時間くらいで着金しますので、それと同じくらいですね。
なお、他の3取引所もクイック入金には対応しています。
QUOINEXの総評
他の3つの取引所と比べて、海外色が強く、法人向けを意識しているため勝手がかなり違います。
取引所としては優良だと思いますが、最初に開設する口座としてはハードルが高いのでオススメしません。
まとめ
主要な点を下表にまとめした。出金手数料もオマケにつけていますので、参考にして貰えれば幸いです。
|
資本金 |
BTC現物取引高 2017年1月〜4月 |
取扱暗号通貨数 |
売買手数料 |
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12 |
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20億円 |
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2 |
0% |
なし |
なし |
極端に遅い |
500円+銀行手数料 |
取り敢えず、思いの丈をこの記事にぶつけましたが、どの取引所も一長一短です。
当記事では分かりやすくメリット/デメリットで分けましたが、例えばビットコイン預入サービスのように、メリット(金利で増やせる)とデメリット(貸出リスク/直ぐに出金できない)が表裏一体のサービスも多いです。
また、どの取引所もMt.GOXのようにある日突然破綻して使えなくなる可能性もあります。
故に、望ましいのは
- 複数の取引所の口座を開設する
- 特定の取引所に資金を集中して置かない
ということです。
最後に、間違っても、「暗号通貨で一攫千金狙ったるでぇ〜」みたいな事はしないで下さい。
FXや株と同じ、或いはそれ以上に投機的性格が強く、生活資金とは別にした余剰資金で買うべき類のものです。
「年初に100万円分買ったRipple(XRP)が5,000万になったwwww」
「去年4万円で買ったビットコインが25万円wwww」
みたいな情報をネットで沢山見かけると思いますが、焦らないで下さい。
明日暴落して、今日の半値になってもおかしくないのが暗号通貨です。
まずは、「当選倍率のやや高い宝くじを買ってみるか」くらいの気持ちが丁度よいと思います。
以上、よい暗号通貨ライフを
追記:
ブログは真面目に書こうとすると時間がかかるので、更新頻度は低めです。
クソ記事量産してもアレだし。
ビットコイン関連は日々Twitterの方で呟いているので、直近の話題とかはそちらを見て貰えると幸いです。
追記2(2017/9/30):
ほんの数ヶ月で情報が古くなってしまいました…
情勢がかなり変わっているので、別記事で更新版を上げています。
*1:このサイトでは、「仮想通貨=暗号通貨」として表記していきます。
BOSEのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォン「QC35」が神だったのでレビュー
- ヘッドフォンのコードが絡まる、鬱陶しい。特にMacbookAirを膝に乗せている時
- ヘッドフォンを付けているのを忘れて勢い良く立ち上がったら、繋いであったモニタを引っ張って倒れた
- 電車の中だと走っている時の電車の音がうるさくて、全然曲が聴こえない。それで音量上げると今度は音漏れする
- ヘッドフォンを挿したままiPhoneを操作しているとコードが邪魔。寝転がっているときは特に。
上記は筆者が普通のヘッドフォンを付けている時に感じていた不満や実際にやらかした内容です。
同じような不満をお持ちの方はいませんかね。
私は上記の不満が理由で、ワイヤレスノイズキャンセリング・ヘッドフォン「Bose QuietComfort 35 wireless headphones」(以下、QC35)を購入しました。
あと、ノイズキャンセリング+快眠アプリ(自然音とか流す奴)のコンボで快眠を得るのも大きな目的です。
そして使用してみた所、もうこれ無しの生活には戻れなくなりました。
Bose QuietComfort 35 wireless headphones ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン ブラック
- 出版社/メーカー: BOSE(ボーズ)
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: エレクトロニクス
特に、Apple製品を使っている方、本製品はApple製品との親和性が抜群なのでオススメです。
というわけで、今日はこのQC35の紹介と使用したレビューをお届けします。
目次
1.QC35の概要
1)Bluetooth搭載のワイヤレスヘッドフォン
BluetoothでPCやスマホと無線で接続ができる
まずははこれですね。
最近はほとんどのスマホやPCにBluetoothが搭載されていますね。
Bluetoothが搭載されていないPCでも、
USB外付けのBluetoothを用意すれば問題ありません。
NFC対応なので、対応するスマホなどとのペアリングがかなり簡単です。
快適な操作
また、ヘッドフォンに付いているボタンで音楽再生・通話の操作が快適に行えます。
有線の場合だと、よくコードにリモコンとかがついていますが、あれがヘッドフォンに付いているイメージです。
本機は右側イヤーカップの側面にコントロールボタンが配置されており、 音量調節、音楽の再生・停止・早送り・巻き戻し・次の曲へ・前の曲へ などの操作が可能です。
後述のスマホ着信時もここを操作して電話に出れます。
付属のコードで有線も可能
付属のコードを本機に接続すると、有線のヘッドフォンとして普通に使えます。
本体の電源をオフにすれば後述のノイズキャンセリング機能も休ませて、通常のヘッドフォンに早変わり。
つまり、万一バッテリーが切れてしまった場合もちゃんと音楽が聴けるということです。
ただ、電源を入れると自動でノイズキャンセリング機能が働くので、 Bluetooth機能を使いながら、ノイズキャンセリング機能だけをオフにすることはできません。
気になる音質
「無線だと音質が悪くなるんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃると思います。Yahoo知恵袋とかでよくみる質問ですが、はっきり言って大丈夫です。
ハイレゾ音源とかになると流石に音質は劣化しますが(それを聴き分けられるかはその人次第じゃないですかね…)、iPhoneなどでAAC音源をBluetoothで聴くような用途だと、意識するほどの音質劣化は見られません。
音質的には同価格帯のヘッドフォンと遜色ないと言っても問題無いでしょう。
2)QC35はハンズフリー通話用可能
通話用のマイクが2つイヤーカップの外側に追加されています。
スマホで音楽を聞いている時に着信がきても、本体側面のボタンを押して直ぐにそのまま電話に出れます。
Skypeなどでのチャットにも便利ですね。
3)ノイズキャンセリング・ヘッドホンの元祖BOSE
イヤーカップの左上側に見える小さな穴がフィードフォワード方式でノイズを集音するためのマイクだそうです。
BOSEの独自アルゴリズムで音楽信号に悪影響を及ぼす騒音だけをきれいに取り除いてくれます。
これでもう、周りの音がうるさくて音楽が聴こえないようなことはありません。
4)装着性・耐久性
イヤーカップが耳全体を包み込み、ピッタリと貼りつくアラウンドイヤーです。
高級車のシート等でよく使われる人工皮革(アルカンターラ)をヘッドバンドの内側に採用しているとのこと。
イヤーパッドは、合成皮革のプロテインレザーが表面に使われており、滑らかな肌触りです。
内部のクッションも柔らかく、つけた時にあまり圧迫しません。
負荷のかかるヘッドバンドのバネや回転部分にはステンレススチールが採用されており、程よい軽さと耐久性が両立されています。
実際、本機の重さは240g程度です。 カラーバリエーションはブラックとシルバーの2種。
筆者はロゴがシルバーのほうがBOSEっぽくて好きなのでシルバー一択でした。
なお、イヤーカップは交換可能です。
5)付属品
キャリングケース、充電用USBケーブル、音声ケーブル、機内用デュアルプラグアダプターがついてきます。
コンパクトなので旅先もOKです。
長時間の移動のお供に最適。
6)長時間使用可能な充電式のバッテリー
バッテリーは、約20時間の長時間駆動が可能なのがウリです。有線の場合は倍の40時間。
1つ前の製品QC25は単4電池でしたが、QC35はリチウムイオン電池内蔵式でUSB充電形式。
スマホ(Android)などと同じ規格のmicroUSBケーブルで充電できます。なので兼用OK。
内蔵バッテリーの充電時間は2.25時間です。
ちなみに、本機の電源を入れると音声で「バッテリー残量○○%です」と教えてくれます。便利。
7)モバイルアプリ「Bose Connect」で接続機器を簡単に管理
モバイルアプリ「Bose Connect」によるペアリングも可能です。(Apple Store、Google PlayストアからDL)
自動電源オフや音声ガイドの細かな設定もアプリから行えます。
QC35をPC・スマホなど複数製品にペアリングする場合は、それぞれをアプリで一元管理できるので便利です。
同時に2台のBluetooth機器と接続可能で、iPhoneとMac、iPhoneとAndroidなどなど各人のプレイスタイルに合わせられます。
また、接続するとバッテリー残量を表示してくれますが、本アプリを使わなくても、iPhoneだと画面右上(iPhoneのバッテリー残量のすぐ左)にアイコンが出て、ざっくりどれくらい残っているか教えてくれます。
なお、複数の機器をペアリングしている場合は、必要に応じてヘッドホンが自動で切り替わります。いちいちこのアプリを起動する必要はありません。
以上が、仕様となります。では次に、これを実際に使ってみたレビューです。
2.QC35を実際に使用した感想
1)筆者の使用環境
MacbookAir + iPhone → Bose Connectで接続、管理
1DKのマンション2階、大通りから1本離れた通り。
窓を開けるとかなり車の音がする。 また、クーラーがベッドの真上でかなりの音がする
2)ワイヤレスヘッドフォンとしての使用
通勤時、歩いている時や満員電車の中でコードレスで快適。
ポケットor鞄にiPhoneを入れながら音楽やラジオを聞きます。
たまに英会話系アプリでヒアリングの練習も。
ポケットからiPhone純正の白いイヤホンを伸ばしている人涙目、と思いながら優越感に浸っています。
右側のイヤーカップで音量調節、楽曲選択も楽々。
iPhoneを直接操作する必要はありません。
音楽を聴いていても、着信があれば中断され、着信音が優先されるので着信にすぐに気付けます。
今まで、歩いている時や鞄にiPhoneを入れている時は、iPhoneが振動しても気づかないことが多かったのですが、これで解決しました!
あと、一人暮らしの1DK暮らしなら付けっぱなしで生活できます。
トイレに行こうが、風呂に行こうが(掃除するとき。入浴時はNG!)、料理してようが、洗濯物をベランダに干していようが、ずーっと付けっぱなしで音楽が途切れません。
有線でも試してみました。
やはり若干音が変わりますね。
→無線:やや重低音強め
→有線:全体的にフラット。また、無線よりも音量が大きめに出力される
意図的に音色を変えているのか、Bluetoothを搭載したことによる構造的な違いに由来しているのかは不明です。(筆者は前者だと思っています。)
また、音質については、筆者はそこまでオーディオ信者ではないので、一般的な感想になってしまいますが、 スマホゲーのFate/Grand Orderをプレイした時に如実に感じました。
今まで聞こえなかった楽器パートの音が聞こえてくるのは感動です。
なお、前に使っていた安いイヤホンを後で試しに付けてみたら、高音がガチャガチャしているように感じて、不快で30秒も耐えられませんでした。
もう、戻れない。
3)ハンズフリー通話
着信があれば、勿論そのまま本機右側のコントロールボタンでワンタッチ通話可能。
流石に電車内では出れないので、その場合はコントロールボタンを操作して着信拒否なども可能です。
また、MacbookとiPhoneに繫いで、Mac側で音楽を聴いている時にiPhoneに着信があった場合、iPhoneに切り替わってそのまま通話できました。
自分でiPhoneから電話をかける時も、同様に自動でiPhoneに接続が切り替わります。
うーんシームレス。
4)ノイズキャンセリングの評価
まず、耳にピッタリとイヤーカップが張り付いて、その時点で周囲の音が少し減ります。
次にノイズキャンセリングをONにすると、一瞬完全に周りの音が消えたように錯覚します。
室内では、クーラーの音は全く消え、窓を開けても外の車の音が聞こえません。
微かにセミの鳴き声が聞こえるかも?くらいでした。
音楽を再生していると、隣の人から声をかけられても大きな声でないと気づけません。
電車内の空調や走行音はほぼ聞こえなくなります。
アナウンスが辛うじて聞こえますが、音楽を再生するとほぼ聞き取ることは不可能でした。
道路を歩いているときは、近くの車のエンジン音がかすかに聞こえる程度。
ハイブリッド車ならもう聞こえません。 人の足音や自転車の音も無理でした。
通りの角で人がいきなり出てきて何度かビックリする、という事があったほどです。
歩いているときは危険かもしれません…自転車に乗っているときは絶対につけないで下さい。
5)装着性
バッテリー内蔵なので少し危惧していましたが、軽いです。
イヤーカップもぴったり張り付きますが、柔らかく長時間つけていてもほぼ気になりません。
なお、筆者は眼鏡が人体の一部であると主張するタイプの人間ですが、眼鏡をしていても特に邪魔になりませんでした。
ヘッドフォンは、物によっては眼鏡のつるが圧迫されて痛いんですよね…
6)付属品
キャリングケース
他の付属品が全てケースに収まりますので、持ち運びには便利です。
が、思っていたより厚いです。薄いスタイリッシュな鞄の方は注意が必要。
筆者は最近、裸で鞄に入れています。
充電用USBケーブル
結構短めです。むしろ長いと邪魔だから丁度良いくらいかもしれません。
上記で書いたとおり、Androidスマホや他のUSB充電式の機器と兼用できます。
適当なUSBケーブル用のコンセントを買ってケースに一緒に入れておくと何かと便利です。
筆者は下記のiPhone等の急速充電ができるタイプのものを忍ばせています。
旅先のホテルや、充電OKのカラオケ店などで重宝。
モバイルバッテリーなども良いかもしれませんね。
有線接続用の音声ケーブル
一般的なヘッドフォンと同じ位の長さです。あんまり使いません。
充電切れた時の緊急用と割り切っています。
若しくは、Bluetooth非対応の製品との接続用。
機内用デュアルプラグアダプター
筆者はまだ使用していませんが、飛行機特有の「ゴーッ」という音が嫌いなので、今度飛行機で旅行する際に使う予定です。
OKWAVEの回答がソースですが、寝る際にかなり有効らしいですね。楽しみです。
7)長時間バッテリー
通勤時や、休日に自宅で映画やニコニコ動画を視聴する時に使っていますが、大体一週間に1度充電という感じです。
使用中に突然充電切れ、という事態にはまだ陥ったことがありません。
あと前述通り、iPhoneに接続していると、画面右上にバッテリー容量を表すアイコンが表示されてかなり便利です。
一応現状満足していますが、今後のバッテリーの劣化が気になるところです。
8)Bose Connectと接続機器の切り替え
大体、以下のことが出来ます。
-
ヘッドホン名称の設定
-
自動電源オフ時間の設定
-
音声ガイド言語の設定(本体単独でも可能だが結構面倒くさい)
-
音声ガイドのオン/オフの設定(同上)
-
製品の詳細の確認(ファームウェアバージョン、シリアルの確認、製造年月日)
-
本体のファームウェア更新 ・無線のペアリングリストの管理
全般的に、なくてもいいけどあると便利、という感じでしょうか。
ただ、QC35本体のファームウェアの更新を行ってくれるのは有り難いですね。
3.QC35をオススメしたい方
とにかく雑音が減るので、音楽やビデオを楽しむだけでなく、作業時に集中もできます。
以下に心当たりがある方には強くオススメしたいです。
自宅の騒音が気になっている方
- 家族がTVを試聴している音
- 洗濯機の音
- 奥さんの掃除機の音
- 子供のピアノの練習音
- 隣人の騒音
- 自室のエアコンの駆動音
- 外の車の音など
電車で通学・通勤している方、飛行機での移動が多い方
電車の走行音や、飛行機内のゴーという音
パチンコ、ゲーセン常連客の方
店内の騒音。あれ絶対に難聴になるって。
私がパチンコしない理由はあの騒音です。耳壊れる。
スタバでドヤリングしているブロガー(偏見)
店内のBGM、雑音。
シルバーのQC35ならMacbookとお揃いで、格好良さ+15くらい。
4.QC35の欠点
耳にピッタリとフィットするので、夏場は汗になります。
家でクーラーをつけていない時もやや汗ばみますので、長時間外を出歩くときは使用をオススメできません。
逆に冬場は耳あてになりそうですね。
あと、コントロールボタンを操作するとき、2回押しの操作(ダブルクリックみたいな感じ)が必要になるのですが、たまに失敗します。
また、欠点かどうかはまだわかりませんが、前述したとおりバッテリーが劣化するかどうか今後気になっています。
(なるべく、充電は0%になってから行うようにしています。)
5.最近のオススメの使い方
iPhoneのバックグラウンドで音楽を流しながら、ポケモンGOを起動(BGMはOFF、バッテリーセーバーON)しポケットに入れて歩くと、 ポケストップやポケモン出現時にSEがするので、なかなかよい感じです。
まぁ、かなり暑いので夜出歩くときしかやっていませんが…
以上、QC35の仕様とレビューでした。
あと一番大事なこと・・・お値段です。結構高いです。私が買った時は4万弱でした。
普通の感覚だと、ヘッドフォン一つにこれはかなり高額だと思います。
ですが、ワイヤレスとノイズキャンセリングは一度経験するともう戻れません。
手持ちに余裕があまりない方は、まずは安めのワイヤレスのイヤホン等で試してみてください。
ノイズキャンセリングはお店などで試聴すると良いと思います。
ちなみに、BOSEでは他にもノイズキャンセリングイヤフォン(QC20)も作っているのでそちらも選択肢としてどうぞ。
2016年9月にはネックバンド式のワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン (QC30)も控えています。
Bose QuietComfort 20 ノイズキャンセリングイヤホン スマートフォン対応リモコン・マイク付き ブラック QuietComfort20 SM BK【国内正規品】
- 出版社/メーカー: BOSE
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (7件) を見る
ネックバンド式のワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン Quiet Comfort 30
では、よい音楽ライフを。
私はこれからこの記事をかいたご褒美に、QC35をつけてDreamTheaterを鑑賞したいと思います。
ニコニコ動画をHTML5で再生、倍速再生・途中から再生できる非公式プレイヤーZenzaWatchの使い方 - Chrome編
はじめに
記事を読む前に、下のニコ動公式とニコ動非公式のプレイヤーの画像を見て下さい。
<ニコニコ動画公式 GINZA(※2016/8/13現在)>
<この記事で紹介する非公式プレイヤー「ZenzaWatch」※本記事執筆時はバージョン1.3.0>
この記事を見ているニコ厨の皆さんなら、どちらを使いたくなりますか?
…聞くまでもありませんね。
この記事では上の画像で紹介した非公式プレイヤー「ZenzaWatch」の紹介とChromeでの使い方を解説します。
5分もあれば直ぐに使えるようになります。
勿論、一般会員でも利用は可能です。(以前はプレミアム会員のみでした)
※なお、筆者は開発主であるせがびと様とは一切関係ありません。ただのファンです。
目次
ニコニコ動画のダメな所
ニコニコ動画関連で、はてブがバズると必ずこういう声が上がってきます。
「公式は速くHTML5対応しろ」
「動画の読み込みが遅い」
「倍速再生できない」←プレミアム会員ならiOSアプリから可能。PCはできない。
「途中から再生できない(任意の場所へシークバーで移動できない)」←プレミアム会員なら可能
例えばこんな感じ↓
元記事:投稿可能な動画ファイルのサイズが増加します‐ニコニコインフォ
全くもって、もっともな話です。
比較対象としてYoutubeがよく挙げられますが、あちらは
動画あたりの容量制限:128GB (※ニコ動は2016/8/18から1.5GB。上記事参照)
→画質が良い(再生側で画質が選べる。エコノミー再生とかワロス)
→読み込みが早い
→好きな場所から途中再生できる
→倍速再生どころか速度調整(0.25倍〜2倍)可能
とニコニコ動画に比べると完全に優っています。
ニコ動が勝てる所と言ったら、コメント機能やカテゴリランキング、タグ検索位しか思いつきません。
私はニコ動が好きなニコ厨ですが、このままではどんどん人がYoutubeの方へ移ってしまい、ニコ動が寂れてしまいます…
ZenzaWatchとは
そこで登場するのがこちらのZenzaWatchです。
どういう物かというと、開発者のせがびと様のコメントを借りれば
早い 1秒起動
軽い HTML5
滑らか CSS3
そして速い 倍速再生
ZenzaWatchは、HTML5でゼロから作ったニコニコ動画プレイヤーです。
ZenzaWatchの開発コードネームは「ギンザスレイヤー」
前座が銀座をたおすのです(※という意気込み)
※ブロマガより抜粋:【HTML5】 ZenzaWatch 開発中(Ginzaじゃないよ) 【CSS3】:ブログ - ブロマガ
どうも開発者の方は現行のニコニコ動画:GINZAに対しかなり不満を抱えていらっしゃるらしく、それが開発の動機になったそうです。(あと、コメントアートにも凄いこだわりがあるそうです。)
ZenzaWatchの導入と使い方
お待ちかねの使い方です。今回はGoogle Chromeでの使い方になります。
Firefoxでも使えるそうですが、開発者さんのコメントを見るに、Firefox側はあまり挙動がよろしくないようなのでChrome推奨です。
(開発者さんもChromeメインらしく、他のブラウザでの試験はサボリ気味だそうで…)
1.Chromeをインストールする
流石に省略します。下のリンクあたりからダウンロードして下さい。
2.Chrome拡張機能の「Tampermonkey」をChromeWebストアから追加する
※Chromeは頻繁にアップデートがあるので、画像はお使いの環境と細かい部分が違う可能性があります。
1.その他のツール > 拡張機能 を開きく(ブラウザに「chrome://extensions/」と入れて開いてもOKです)
2.画面を下にスクロールして、「他の拡張機能を見る」を開く
※1~2までは普通にChromeウェブストアを開いてもOKです
3.「Tampermonkey」をChromeウェブストアから検索して、「+CHROMEに追加」
3.開発者さんの公開しているZenzaWatchのスクリプトを取得する
以下のリンクから取得します。
https://greasyfork.org/ja/scripts/14391-zenzawatch
ダッシュボードを開いてZenzaWatchが有効になっているのを確認
4.ニコニコ動画を開いてZenzaWatchで動画を再生する
注意する点は、視聴したい動画を直接開くわけではなく、見たい動画のサムネイルにマウスを重ねると「Zen」という文字がポップアップします。
その「Zen」をクリックすると動画が開く仕様になっています。
ランキング画面などから再生するのに便利ですね。
この挙動は、もともと動画のサムネイルにマウスを重ねた時にチラ見する用に本プレイヤーが作られたことに由来するそうです。
ZenzaWatchの制約
残念ながらZenzaWatchには以下の制約があります。
- 再生速度の変更はプレミアム会員だけ
- シークバーで任意の箇所から再生する機能もプレミアム会員だけ
- NG登録の件数に制限あり
これは、ニコニコ動画の運営会社がプレミアム会員のメリットとして
- iOSアプリでの速度変更機能
- シークバーで任意の箇所から再生可能
などを挙げているためです。
誰でもタダで速度変更できたりしたらプレミアム会員数が減って儲からなくなっちゃうからね。
開発者さんも
訴訟回避のため、一般会員では再生速度変更ができないようになっています。NG登録の件数にも制限があります。
とコメントしていらっしゃいます。
実際、過去にkusa5という素晴らしいHTML5プレイヤーを開発された方もいらっしゃいましたが、ニコ動運営のドワンゴから通告を食らって公開をやめさせられてしまいました。
こちらも結構はてブでバズってますね。
とはいっても、無料会員でもかなり快適に使えるプレイヤーです。
是非使ってみて、感動して下さい。私はあまりにも感動したので、この記事を書きました。
そして、未だにHTML5化しない運営をdisるだけではなく、こういった草の根活動している人を応援させてもらいましょう。そっちの方が建設的です。
開発者様の紹介
最後になりましたが、開発者であるせがびと様の紹介をしておきます。
興味のある方は是非こちらのブロマガをご一読下さい。
以上、皆様よいニコ動ライフを!